人工知能研究は、「ブーム」と「冬の時代」を繰り返しています。
■ 第1次AIブーム(推論・探索に時代:1950年代後半~1960年代)
コンピュータによる「推論」や「探索」の研究が進み、特定の問題に対して解を提示できるようになった。しかし、迷路や数学の定理の証明のような簡単な問題(トイ・プロブレム)は解けても、複雑な現実の問題は解けないことが明らかになり、ブームは急速に冷え込み、1970年代には人工知能研究は冬の時代を迎えます。
■ 第2次AIブーム(知識の時代:1980年代)
コンピュータに「知識」を入れると賢くなるというアプローチが全盛を迎え、データベースに大量の専門知識を溜め込んだエキスパートシステムと呼ばれる実用的なシステムがたくさん作られました。しかし、知識を蓄積・管理することの大変さが明らかになると、1995年ころからAIは再び冬の時代に突入します。
■ 第3次AIブーム(機械学習・特徴表現学習の時代:2010年~)
ビッグデータと呼ばれる大量データを用いることで、人工知能が自ら知識を獲得する機械学習が実用化されました。また、知識を定義する要素(特徴量と呼ばれる対象を認識する際に注目すべき特徴を定量的に表したもの)を人工知能が自ら習得するディープラーニングが登場したことが、ブームの背景にあります。

