G検定模擬問題(4) 問74  解答

最も適切な選択肢は:
② 個々のデータの入手経路だけでなく,データセットのバージョン履歴やバイアスを避けるために講じた対策なども含めて情報公開に備える必要がある.

解説:
AIシステムの透明性は、その運用や結果に関する説明責任を果たすための重要な要素です。透明性を確保するためには、データの取り扱いやモ デルの学習過程、バイアスへの対策について詳細な記録や情報を保持・公開する準備が必要です。
選択肢②が適切な理由:
 ・データの入手経路の明確化:
 ・入手したデータが合法かつ倫理的に問題ないことを示すため、データの出どころや収集方法を記録する必要があります。
 ・バージョン履歴の管理:
 ・データセットが更新された場合に備え、そのバージョン履歴を記録しておくことで、再現性を確保します。
 ・バイアス対策の情報公開:
 ・データやモデルの偏りを軽減するために行った処理や検討内容を明示することが、透明性の向上に役立ちます。

他の選択肢の説明:
① データの前処理を外部に委託する際,プライバシー確保の観点から,前処理を行った人物や作業の方法のログは取得しないのが望ましい.
 ・不適切です。
 プライバシーの確保は重要ですが、透明性や信頼性を担保するために、前処理作業の履歴や方法を記録することが必要です。
③ ステークホルダーに情報を開示することはガバナンス上の最優先事項であり,データの来歴や学習手法などはホームページ上で常に公開しておく ことが望ましい.
 ・不適切です。
 情報開示は重要ですが、全ての詳細を常に公開する必要はありません。特に、競争上の理由やセキュリティリスクから、一部の 情報は非公開とするケースもあります。
④ 学習に用いられるデータの入手経路はAIシステムそのものの問題ではないので、システムの完成後に履歴を保管しておく必要はない.
 ・不適切です。
 データの入手経路は、AIシステムの信頼性や透明性を確保する上で重要な要素です。その履歴を保管しないことは不適切です。

問題